オンラインカジノに似た言葉としてネットカジノがあります。
実はこの二つは似て非なるものであり、ネットカジノの場合は違法性があるギャンブルです。
なぜ違法性があるのかという点も含めながら今回どのような点が問題があり、どのように儲けているのか、なぜわざわざオンラインカジノがあるのに利用する人がいるのかという点にもフォーカスしてお話ししていきます。
これを読めばきっと、ネットカジノの儲けのビジネス、なぜわざわざ利用する人がいるのかについて分かるのではないでしょうか。
オンラインカジノの儲け方と似て非なるネットカジノ
オンラインカジノはネット上のサービスであるのに対し、ネットカジノは実店舗のサービスです。
この点が最も異なる点になります。
オンラインカジノの儲け方としては、オンラインカジノに登録したユーザーの入金と当選金の払い戻しの差額を得る仕組みになっているのが特徴です。
一方ネットカジノはネットにつながったカジノ(多くは既存のオンラインカジノ)のできるパソコンを実店舗に用意し、その実店舗にやってくる客と金銭の決済を行うサービスです。
実はこのスタイルで業務を行ってしまうと違法になります。
その理由として、店舗内にカジノを開場しているとみなされるからです。
カジノは、とばくを行う機械や装置を店舗に置いている状態になります。
この賭博を行う機械や装置が、ネットにつながったオンラインカジノができるパソコンに当たるのです。
そういった理由から、実際にネットカジノが摘発されることもあるのですが、この決済を実店舗で行う儲け方をしているネットカジノは現在も様々な場所で違法の営業をしています。
ネットで決済を行うオンラインカジノと実店舗で決済を行うネットカジノこの二つの儲け方が、合法か違法かの決定的な違いとなってしまっています。
ネットカジノの儲け方
ネットカジノのビジネスモデルから、どのようにして儲けるかイメージがついたのではないでしょうか。
この儲け方は若干ネットカジノによって異なりますが、主に2つの儲け方があります。
1つは、ネットカジノの店舗を利用する利用料、もう1つは入出金時の決済時にいくらかを手数料として受けということです。
もちろんこれら以外にも必要に応じて飲食などを提供するかもしれません。
ただ、メインとしてはこの2つが多いといえます。
利用料に関してはネットカフェのような業態を取っている場合があります。
1時間いくらでオンラインカジノに接続されたパソコンが利用できると言った形です。
実際に摘発されたネットカジノもネットカフェのような業態のお店も含まれていました。
こういった手法で儲けを上げている場合があります。
もう1つは入出金時に手数料を上乗せするという手法です。
この手法の場合は入金金額の何%、出金金額の何%といったような形でネットカジノで手数料を徴収しているという形になっているかもしれません。
恐らくこういった形態で、手数料を手にしている可能性が高いといえます。
そして、この店舗内で現金の決済を行っているため違法行為として発覚し逮捕に至るというケースがあるのです。
なぜ違法なネットカジノの店舗に行ってプレイするのか
ここで一部の方は理解に苦しむかもしれません。
なぜわざわざ店舗に行く必要があるのか、行くだけの手間や手数料を支払うだけ面倒なのではないのかといった点です。
しかし、実際に利用する客は行く理由があるから行っています。
その理由として、出金の手間がないこと、出金が迅速なことを挙げます。
オンラインカジノの出金は手間がかかります。
出金条件をクリアするだけでなく身分証明を行うために身分証明書などをネットでアップロードし、身分証明を行うのです。
さらに住所を証明するために住民票まで用意する必要があります。加えて、そこから電子マネーで出金した場合は、電子マネーのアカウントでも認証を行わなければ日本の銀行へ出金できません。
このように二重も三重も手間がかかるので、ネットカジノで手数料を払ってでも出金をした方が楽と考える利用客もいるのです。
こういった手間の問題に注目して儲けを出そうとしているのもネットカジノの狙いです。
また、出金のスピードもオンラインカジノの通常プレイに比べてはるかにスピーディーです。
オンラインカジノの場合、電子マネーへの出金こそ迅速ですが、その電子マネーから現金への出金を考えた場合、かなり時間がかかります。
早くて数日、遅いと10日以上かかる場合も珍しくありません。
そんな状況に対して、ネットカジノは即日出金できます。
こういった利便性の高さに惹かれて、利用するケースも少なくありません。
当然そういった利便性を売りにして、ネットカジノは儲けを出そうとしています。
ネットカジノの運営自体は出金分をきちんとそのオンラインカジノから出金し、その分で客に支払いを行っているため、この差額を利益として儲けを行っているというのがネットカフェのビジネススタイルといえるでしょう。